※いずれも2025年11月16日現在
■ どんな会社?インフラに強い“堅実系ゼネコン”
安藤・間は、建設業界の中でも インフラ工事に強みを持つ総合建設会社 です。
・高速道路
・鉄道関連
・橋梁
・トンネル
・ダム
・災害復旧工事
日本の暮らしに欠かせない大規模プロジェクトを多く担当しています。
特に災害復旧の分野では実績が豊富で、地震や豪雨が多い日本では常に一定の需要がある領域です。
インフラ系工事は単価が高く、数年以上の長期案件が多いため、企業にとっては安定した収益源になります。
そのため景気に左右されにくく、売上が大きく乱れないのが特徴です。
また、官公庁・自治体・大手企業など 信頼性の高い顧客が多いことも安定性の理由 といえます。
■ 安定した配当と堅実な経営体質
安藤・間の魅力のひとつは、建設会社の中でも比較的安定した配当を出し続けている点です。
配当利回りは3〜4%前後のことが多く、インフラ建設の堅実な事業構造を反映しています。
さらに財務面でも健全さが光ります。
・自己資本比率は30〜40%台と良好
・豊富な受注残が業績の下支えになる
・キャッシュフローも安定的に確保
大型建設会社の中には業績が景気と連動しやすい企業も多いのですが、安藤・間はインフラ比率が高いことでブレがやや小さめです。
配当も「無理をして高くする」のではなく、業績に応じて着実に還元するタイプ。
長期で持ちやすい銘柄といえるでしょう。
■ 今後の展望:インフラ更新時代が追い風に
日本のインフラは高度経済成長期に整備されたものが多く、現在は“老朽化ラッシュ”を迎えています。
・橋が腐食
・トンネルが老朽化
・ダムの耐震補強
・道路の補修
こうした修繕ニーズが今後何十年も続くと言われており、インフラに強い安藤・間には大きな追い風です。
さらに、気候変動による災害増加もあり、復旧・防災工事の需要は底堅い状況。
社会に不可欠な“みえないインフラ”を守る企業として、安定した事業環境が続きそうです。
■ 投資家が注目すべきポイント
安藤・間の株価は、業績の変動が比較的少ないため、急激に大きく動くタイプではありません。
そのため、短期でガッツリ稼ぐ銘柄というよりは、
「配当を受け取りつつ、中長期で持つタイプ」
の投資向きです。
また、SBI証券や楽天証券では1株から購入できます。
「最初は少額」「建設株も試してみたい」という人にとっては良い入門銘柄になります。
買うタイミングとしては、
・株価が一時的に下がったとき(市況悪化や材料出尽くしなど)
・利回りが高くなったとき
・受注残が過去平均より増えている時期
などが狙い目になるでしょう。
■ まとめ
安藤・間は、インフラ建設に強い堅実な総合建設会社です。
派手さはありませんが、長期案件や公共工事を中心に“安定した収益を続けられる体質”を持っています。
配当利回りも悪くなく、建設株の中でも比較的安心して長期保有できるタイプ。
「インフラ=需要が途切れにくい」という強みがあるため、株価も大きく崩れにくいのが特徴です。
もしあなたが「コツコツ配当を受け取りながら、堅実な企業に投資したい」と思うなら、安藤・間は十分に検討候補になるでしょう。

