※いずれも2025年11月16日現在
ENEOSは、日本全国のガソリンスタンドでおなじみの「エネオス」を展開する国内最大の総合エネルギー企業です。
石油の精製・販売だけでなく、電力、再エネ、金属、化学など事業は多岐にわたります。
「エネルギーは絶対になくならない」
この業界特性が、同社の安定収益と高配当の源泉になっています。
■ どんな会社なのか?
ENEOSの主力は石油関連ですが、それに依存しすぎない“多角化経営”を進めています。
- ガソリン・軽油などの販売
- 石油精製
- 化学製品
- 電力・再エネ
- 非鉄金属(銅生産は世界トップクラス)
特に銅資源を扱う金属事業は世界的にも競争力が高く、株価を支える柱の一つです。
■ 配当と財務は?
ENEOSといえば 高配当。
利回りは4〜6%台と、国内有数の高水準です。
エネルギー価格に左右される部分はありますが、それでも長年配当を維持し続ける力があります。
財務体質も改善を進めており、自己資本比率も上昇傾向。
株主還元を会社として重視している姿勢が明確に出ています。
■ 今後の注目ポイント
✔ ガソリン需要減 → 再エネ・電力の成長
✔ 電気自動車(EV)時代へのビジネス転換
✔ 銅需要の拡大(世界で需要が急伸)
ガソリン需要は減る一方、銅や再エネ事業はむしろ伸びる市場です。
“エネルギーの総合商社”としての変革に成功できれば、配当の安定性はさらに高まると言えるでしょう。
【クニミネ工業(5388)】世界トップクラスのベントナイトメーカー。地味だが超堅実企業!
クニミネ工業は、 ベントナイト という特殊な粘土を製造する国内大手メーカーです。
ベントナイトは建設、土木、鉄鋼、鋳造、食品、化粧品など、生活のあらゆる場面で使われています。
名前はマイナーですが、世界でも上位のシェアを持つ“隠れた優良企業”です。
■ どんな会社なのか?
ベントナイトは非常に用途が広く、特に強いのが以下の領域です。
- 土木工事の止水材
- 鋳物製造(型づくり)
- 化粧品・医薬品
- ペットの砂
- ワインの清澄剤
一度取引すると切り替えが難しく、長期の安定受注が続くのが特徴。
鉱山を自社で持っており、原材料を安価に安定確保できる強みもあります。
■ 配当と財務は?
配当利回りは 3~4%台 と安定。
自己資本比率は70%を超えることもあるほど財務が超健全で、倒産リスクが極めて低い会社と言えます。
地味だが利益は堅実、まさに“職人型の企業”。
■ 今後の注目ポイント
✔ インフラ老朽化による土木向け需要の拡大
✔ ペット市場の成長 → 猫砂需要が増える
✔ 鋳造業の回復
安定需要が続くため、長期保有に向いた銘柄です。


