　　　　　　　※いずれも2025年11月16日現在

大紀アルミニウムは、名前の通り アルミニウムの再生地金（リサイクルアルミ） を製造する国内最大級のメーカーです。
自動車業界の軽量化需要に支えられ、景気変動に強い収益基盤を持つ“堅実な素材企業”として知られています。

■ どんな会社なのか？

同社が作るのは、使用済みアルミを溶かして再利用できる状態にした「再生地金」。
これが自動車のエンジン部品などに利用され、軽量化・耐久性向上に貢献しています。

特に強い活躍分野はこちら：

再生アルミは環境負荷が非常に低く、CO₂削減にも寄与します。
脱炭素時代において、むしろ今後は需要が伸びる領域です。

■ 配当と財務は？

配当利回りは 3〜4％台 が中心で、素材系としては比較的高水準。
アルミ価格に影響を受けるため変動はありますが、財務は安定しており長期保有向きです。

✔ 自動車の電動化 → 軽量素材アルミの需要増
✔ 脱炭素対応 → リサイクル素材が世界で評価
✔ 自動車生産回復 → 安定した売上継続

特にEVは鉄よりアルミを使う比率が高く、今後の成長も十分期待できます。

岡部は、建設現場で使われる セーフティーメタル（締結金具）や仮設資材 を製造するメーカーです。
一般の人にはあまり馴染みがありませんが、建設物の安全を守るために欠かせない存在です。

岡部の主力製品は、建築物の骨組みを支えたり、強度を高めたりするための金属製品。
ビル・住宅・橋・トンネルなど、ありとあらゆる建造物に使われています。

代表的な事業は以下の通り：

特に耐震分野では国内トップクラスの技術力を持ち、日本の建物を陰で支え続けている企業です。

配当利回りは 3〜4％台 と堅実。
売上は景気の波に左右されることもありますが、それでも赤字転落が少ない“耐性ある企業”です。

財務も健全で、毎年安定して配当を出す姿勢を崩していません。

✔ 建設物の老朽化 → 補強需要が増加
✔ 耐震技術は日本の強み → 継続的な市場
✔ 新築だけでなくリニューアル市場拡大

人口減でも「建物の建て替え・修繕」は必ず発生するため、長期的に需要が続く分野です。