※いずれも2025年11月16日現在
日本金銭機械(略称:JCM)は、文字通り 紙幣・硬貨計数機や自動精算機 を作るメーカーです。
銀行・コンビニ・スーパー・アミューズメント施設など、
“現金を扱うあらゆる場所”で使われている機械を手がけています。
キャッシュレス化が進む中でも、現金需要は根強く、
同社はその中で安定した売上を確保しています。
■ どんな会社なのか?
同社の主力製品は以下の通り:
- 紙幣識別機
- 自動入金機
- 自動釣銭機
- レジ精算機
- ATM関連機器
具体的に見ていきます。
① 紙幣識別機
日本金銭機械の中核技術であり、世界的に高い評価を受けています。
- 概要
紙幣の真贋判定や金種識別を行う装置。光学センサー、磁気センサー、画像処理技術を組み合わせて判別。 - 用途
- 自動販売機
- 券売機
- 両替機
- カジノ機器
- 強み
- 各国紙幣に対応する高い識別精度
- 偽造紙幣対策への迅速なアップデート
- 海外売上比率が高く、グローバル展開が進む
👉 JCMの競争力の源泉となる基盤技術です。
② 自動入金機
店舗の売上金を自動で計数・管理する機器です。
- 概要
レジから回収した現金を投入するだけで、紙幣・硬貨を自動で計数し、売上金として管理。 - 用途
- 小売店
- 飲食チェーン
- ドラッグストア
- 効果
- 現金管理の省力化
- 人為的ミスや不正の防止
- 特徴
- POSシステムとの連携
- 店舗オペレーション効率の向上
👉 人手不足対策として需要が拡大している分野です。
③ 自動釣銭機
レジ業務における釣銭授受を自動化する装置です。
- 概要
支払金額に応じて、釣銭を自動で計算・排出。 - 用途
- スーパー
- コンビニ
- 医療機関
- メリット
- レジ締め作業の短縮
- 釣銭ミスの防止
- 会計スピード向上
- 強み
- 紙幣識別技術を活かした高い信頼性
👉 店舗DXを支える代表的な製品です。
④ レジ精算機
複数レジの売上金を一括で精算・管理するバックヤード機器です。
- 概要
各レジから集めた現金をまとめて計数・照合。 - 用途
- 大型小売店
- 商業施設
- 効果
- 閉店後の精算作業の大幅短縮
- 現金管理の可視化
- 特徴
- 高速処理能力
- セキュリティ性の高い構造
👉 店舗運営の効率化とガバナンス強化に貢献します。
⑤ ATM関連機器
金融機関向けの現金処理機器分野です。
- 概要
ATMに組み込まれる紙幣処理ユニットを提供。 - 用途
- 銀行ATM
- 海外金融機関
- 特徴
- 高耐久・高稼働率設計
- 紙幣の搬送・収納・識別を一体化
- 強み
- 長年の金融機関向け実績
- 海外ATMメーカーとの取引
■ 配当と財務は?
配当利回りは 3〜4%台 と魅力的。
過去には業績の波がある時期もありましたが、近年は安定化が進んでいます。
財務はとても健全で、現金保有も多い“手堅い優良企業”。
■ 今後の注目ポイント
✔ 無人レジ・セルフレジの普及 → 自動精算機の需要増
✔ 海外市場がさらに拡大
✔ 防犯対策・偽札識別需要の増加
キャッシュレスが進んでも“現金ゼロ”にはならず、
むしろ店舗の自動化ニーズが高まることで日本金銭機械の製品はより重要になります。
安定性・成長性・配当のバランスが良い、長期保有向きの優良株です。


