※いずれも2025年11月16日現在
日本フラッシュ(7820)は、戸建て住宅やマンションで使われる 室内ドア(建具) の製造・販売を行う専門メーカーです。
一般にはあまり知られていませんが、業界ではトップクラスのシェアを誇り、住宅業界を“内側から支える”縁の下の力持ち的な企業です。
■ どんな会社なのか?
日本フラッシュの主力は次の製品:
- 室内ドア(木製建具)
- 収納扉
- クローゼット設備
- 造作家具
住宅やマンションを新築するとき、ほぼ必ず必要になるのが「室内ドア」です。
建物の壁ができると同時に設置されるため、住宅着工数の動向と連動しやすい業界です。
特に同社は大手ハウスメーカーやマンションデベロッパーとの取引が多く、
“安定した BtoB ビジネスモデル” を持っています。
また、近年は 中国での販売 が伸びており、
海外比率が高まりつつあるグローバル企業でもあります。
■ 安定した財務と高い収益性
日本フラッシュは財務体質が非常に強く、
自己資本比率は70%を超えることもある堅実経営。
また、住宅設備メーカーの中では利益率が高く、
営業利益率が10%を超える年度もあり “隠れた高収益企業” といえます。
配当利回りは 3~4%台 を維持することが多く、
「長期で持って安定して配当を受け取りたい投資家」に好まれます。
■ 今後の展望
✔ リフォーム市場の拡大(室内ドア交換需要は今後増える)
✔ マンション大規模修繕で建具更新の需要も増加
✔ 海外(特に中国・ASEAN)での住環境整備が拡大
住宅着工数が一時的に落ち込んでも、
“リフォーム”“海外需要” が成長を支える構造が強化されています。


