「できるだけたくさん配当をもらいたい!」
投資を始めると、誰もがそう思うでしょう。僕もそう思っています。
では実際に、たくさん配当金を出してくれる会社とはどんな企業なのでしょうか?ここでは配当金をいっぱい分けてくれる企業の特徴を4つご紹介します!
■ 1. 安定して利益を出せる会社
まず大前提として、「安定してもうけを出している会社」でなければ配当は出せません。
企業が配当を支払うのは、最終的な“利益”の中からです。赤字になれば、その分を削って出すことはできません。
たとえば通信会社のKDDIやNTTは、毎年安定した利益を確保しています。
携帯電話やネット通信は景気に関係なく必要とされるため、業績が安定しており、結果として配当も安定して出せるのです。
株を買うときはその会社が毎年、「安定」して利益を出せているかを確認する必要があります。
■ 2. 現金をしっかり持っている会社
どんなに利益が出ていても、手元の資金が少ないと配当金を出すのは難しいもの。
一方、現金や預金を十分に保有している企業は、将来への不安が少ないため、株主に余裕をもって配当を出せます。
たとえば三菱商事や三井物産などの総合商社は、潤沢なキャッシュを持ち、事業の柱が複数あります。景気変動にも強く、高配当を長く続けやすいのです。
家計でも会社でも現金を持っていることが安心材料につながります。
■ 3. 株主を大切にしている会社
「株主還元」を重視する会社も、高配当企業の特徴です。
花王のように、数十年連続で配当を増やしている企業は、経営陣が「株主と一緒に成長する」という意識を持っています。
こうした会社は、短期的な利益よりも“信頼”を大切にしており、結果として投資家からも長く愛されます。なによりも、そのような会社は「安心」して「長く」株を保有することができます。
■ 4. 利益の使い道のバランスが取れている
利益は、①新しい事業への投資、②内部留保、③株主還元(配当)の3つに使われます。
このバランスが取れている企業こそが、安定的に配当を出せる良い会社です。
逆に、配当ばかりにお金を回してしまうと、将来の成長が止まってしまう危険もあります。何事もバランスが大切です。
お金の使い方が上手な企業はどこなのかを一緒に探していきましょう!
■ まとめ
たくさん配当を出す会社は、単に「お金持ちの企業」ではなく、
- 安定した利益
- 健全な財務
- 株主を大切にする経営姿勢
の3つを持っています。
配当の“多さ”に目を奪われるのではなく、「なぜその企業が出せるのか?」を見極めることが、長期的に成功するカギです。


