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お年玉は2回貰える!―中間配当と期末配当について解説

なぎはる編(投資・副業)
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株を持っていると、会社から配当金という「おこづかい」を受け取れます。しかも、このお小遣いは持っているだけでもらえます。しかも、多くの企業では「中間配当」と「期末配当」の2回も配当金がもらえます。ここでは、なぜ“2回”配当が出る会社があるのか、その仕組みを丁寧に説明します。

■ まず「配当金」とは何か

配当金とは、会社が利益をあげたとき、その一部を株主に「ありがとう」の意味で還元するお金です。株主は会社のオーナーの一部と考えられるため、会社がうまくいけば株主にも恩恵があるという考え方です。
配当を出すことで、株主は会社にお金を出した価値を感じます。

■ 中間配当/期末配当とは

多くの会社では、決算期(例えば3月末)を締めて、年度末に「期末配当」を出します。つまり、1年の活動が終わったあと、利益が確定してから配当を決めるわけです。
しかし、途中(例えば9月末)にも「中間配当」を出す会社があります。これは、1年を前・後半に分けて、前半終了時点での業績や見通しを見て「このくらい出せます」という判断をして配当を出すものです。
結果として、株主は年に2回配当を受け取ることが可能になります。

■ なぜ2回出すのか?メリット・理由

  • 株主にとって魅力:年2回も配当が出るなら「持っているだけでちょっと得した気分」になります。
  • 会社にとっても有利:利益が出ている段階で、株主に還元する姿勢を示せるので、株主からの信頼が高まります。
  • キャッシュフロー面・経営透明性面でも「きちんと利益を出して、株主還元にも回していますよ」というメッセージになります。

■ 注意すべき点

  • 中間配当を出す会社=必ず期末でも出す、というわけではありません。業績が悪化すれば期末配当が減ったり、出なかったりすることがあります。
  • 「配当が年2回=安心」という短絡的な見方は危険です。配当額や企業の体力をよく見ましょう。
  • 配当をもらうためには「権利確定日」まで株を保有していなければなりません。例えば9月末が中間配当の権利確定日なら、9月末時点で株主名簿に載っていなければその配当を受けられません。

■ 例を出して整理

例えば、ある会社が「9月末を中間配当権利確定日」「3月末を期末配当権利確定日」としているとします。

  • あなたが9月30日までに株を買っており、株主名簿に載っていれば中間配当を受け取れます。
  • さらにその会社の株を3月末まで保有していれば、期末配当も受けられます。
    つまり、年に2回「お年玉」が来る形です。
    ただし、株を10月1日以降に買った場合にはその年の中間配当は受け取れない可能性があります。

■ まとめ

  • 配当金は会社の利益の一部を株主に還元するお金。
  • 中間配当と期末配当という2回のタイミングで支払われる会社がある。
  • 2回配当がある=魅力的だが、業績の状況・権利確定日・企業の体力を必ずチェック。
  • 「株主優待」や「配当利回り」などと併せて、「どういう会社か」「利益は安定しているか」を確認することが、初心者には大切。

年に2回「ありがとう」が届くような投資先を少しずつ探して、将来の安心のための基盤を作っていきましょう。

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