※いずれも2025年11月22日現在
日本モーゲージサービス(7192)という社名は、投資家以外にはまだ馴染みが薄いかもしれません。
しかし、実は私たちの生活に深く関わる 住宅ローン に関するサービスを手がけている企業です。
金融というと銀行を思い浮かべますが、同社は“銀行ではなく”、
住宅金融に特化したサービス会社です。
人口減少が進む日本においても、人生最大の買い物である住宅需要は安定的。
その住宅購入を支える金融サービスは景気に左右されにくく、長期的に安定したビジネスモデルと言えます。
■ どんな会社? 住宅ローンを中心とした「縁の下の金融」
日本モーゲージサービスの特徴は、
「住宅ローンに関連する業務を、銀行やハウスメーカーの代わりに行う」
ということ。
中でも中心となるのは、
● ① フラット35の取り扱い支援
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)との連携で、
固定金利型住宅ローン「フラット35」普及を担う企業の一つです。
・審査
・事務手続き
・ハウスメーカーとの窓口
といった業務をサポートし、手数料収益を得る仕組み。
● ② 住宅ローン保証事業
万が一返済ができなくなった際に、金融機関の損失を補填するサービス。
住宅ローン取扱量が増えれば収益が増加するビジネスです。
● ③ 住宅向け保険、アフターサービス
・火災保険
・団体信用生命保険
・リフォーム・住宅メンテナンス
など、住宅取得後も継続して顧客と関わる仕組みを構築しています。
■ ビジネスモデルの強み:安定収益が積み上がる!
同社の収益は、
住宅ローンの運用期間中ずっと入るストック収益が中心です。
住宅ローンの返済期間は長く、一般的に30〜35年。
つまり、過去に積み上げたローンの保証残高が増え続ける限り、
長期にわたり安定した収益が続きます。
一度取引が成立すれば、長く利益を生む“金融ならではの魅力”を持つ企業です。
■ 配当政策:株主還元に積極的!
日本モーゲージサービスは
高配当株としても注目される銘柄です。
配当方針は
「安定配当と継続的な増配をめざす」
と明言しており、株主還元に前向き。
■ 今後の成長ポイント
人口減少の日本でも、同社の事業には追い風があります。
● ① 長期固定金利需要の増加
変動金利のリスクを避ける層が増え、
フラット35の魅力が見直されています。
● ② 住宅の省エネ化&長寿命化
フラット35は「省エネ住宅支援制度」などと深く関わり、
政策支援が業績にプラスに作用。
● ③ 地方銀行との協業拡大
取扱金融機関を伸ばせば、保証残高が継続的に積み上がります。
■ リスクとして注意したいこと
もちろん良いことだけではありません。
・住宅ローン市場の縮小
・金利環境変化による取扱量の変動
・信用リスク増大(返済不能時の対応)
金融ビジネス特有のリスクは注意が必要。
ただ、分散された保証先と長い返済期間により、急激な悪化は起きにくい構造です。
■ まとめ:長期で配当を受け取りたい人向けの銘柄
日本モーゲージサービスは、
- 景気に左右されにくい安定ビジネス
- ストック型収益で利益が積み上がる
- 高配当+株主還元姿勢が強い
- 人生に欠かせない住宅金融がテーマ
といった魅力が詰まった企業です。
「すぐに大きく株価が上がる企業」ではありませんが、
コツコツ安定的に配当を受け取っていきたい長期投資家向け。
インフラ・生活関連の金融銘柄として、
長く保有するポートフォリオに入れておく価値が十分にある企業だといえます。


