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【MS&AD HD】三井住友海上・あいおいニッセイを抱える保険グループ

なぎはる編(投資・副業)
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       ※いずれも2025年11月16日現在

MS&AD(8725)は損害保険会社として日本トップクラス。
火災保険・自動車保険・企業リスク保険など、多様なラインナップを持ち、国内外で強い存在感があります。

■ どんな会社?

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスは、日本を代表する損害保険グループの一角です。傘下には三井住友海上火災保険やあいおいニッセイ同和損害保険を持ち、個人向け自動車保険から企業向けの大型保険まで幅広く展開しています。国内損保市場では高いシェアを誇り、安定した保険料収入を基盤とした堅実な経営が特徴です。近年は海外事業の強化やデジタル化にも注力しており、保険引受だけでなくリスクコンサルティングやデータ活用ビジネスにも領域を広げています。災害リスクが高まる中でも収益基盤は強く、長期的な安定性を重視する投資家から注目される企業です。

■ 安定収益が魅力

MS&ADが高配当を維持できる理由は、ビジネスモデルそのものにあります。

保険会社は
「保険料を先にもらい、支払いは将来」
という構造を持っています。

このため、手元資金が潤沢になりやすく、安定したキャッシュフローを確保しやすいのです。MS&ADは契約者から集めた「保険料」」をただ、貯めておくだけではなく「運用している」のです。

しかも、最近は「金利ある世界」になり、預かったお金をどんどんと増やすことができています。その結果、資金が潤沢にたまり、配当利回りは4〜5%前後と、日本株の中でも高水準を維持しています。

■ 海外にも事業を展開しているよ!

MS&ADの海外事業は、大きく分けて以下の地域で展開されています。

  • アジア(ASEAN・インドなど)
  • 北米・欧州などの先進国市場

特にアジア地域は、経済成長とともに保険需要が急速に拡大しており、MS&ADにとって最重要エリアです。

自動車保険や企業向け保険を中心に、現地企業や個人向けの保険サービスを提供しています。MS&ADの海外戦略の特徴は、M&A(企業買収)を積極的に活用している点です。ゼロから拠点を作るのではなく、現地で実績のある保険会社を買収・出資することで、短期間で市場に根付く戦略を取っています。

北米では専門性の高い保険会社を傘下に収め、企業向けの保険や再保険分野で収益を拡大。欧州でも収益性の高い分野に絞った展開を進めています。

ではなぜ、海外に事業を展開しているのでしょうか。

海外事業を持つ最大のメリットは、リスク分散です。
日本では自然災害の影響を受けやすい一方、海外では異なるリスク構造を持つ市場が存在します。

地域を分散することで、

  • 特定地域の災害リスクを軽減
  • 為替や金利環境の違いを活用
  • 景気変動の影響を分散

といった効果が期待できます。これは、グループ全体の収益安定化につながり、結果として配当の安定性を高める要因にもなっています。


■ 配当も高め

利回りは 3〜4%台 に位置することが多く、保険大手の中でも安定配当に強みがあります。保険会社おそらくはつぶれることはないので安心して長く株を所有することができるのではないでしょうか。

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