暖房を使う前のエアコン掃除と設定|冬の電気代を上げない10月の準備リスト

節約

この記事の要点(30秒チェック)

  • エアコンは暖房のほうが冷房より電気代がかかりやすい。使い始める前の10月に掃除と設定を済ませると、冬の電気代の伸びを抑えられる
  • やることは、フィルター掃除・室外機まわりの片づけ・試運転・設定温度と風向きの確認の4つ。合計30分
  • 設定温度は20度が目安(環境省の推奨)。風向きは下向き、サーキュレーターで足元の暖気を回すと体感が上がる
  • 業者クリーニングは「においが取れない」「風量が落ちた」ときだけ検討。依頼するなら繁忙期前の10月が予約しやすい

夏の冷房でがんばったエアコンは、10月の今、少しお休み中です。でも、暖房を使い始めてから「においが気になる」「なかなか暖まらない」と気づいても遅い。フィルターにほこりがたまったまま暖房を回すと、効きが悪くなって設定温度を上げがちになり、電気代が伸びます。この記事では、暖房シーズン前の10月にやっておきたいエアコンの掃除と設定を、30分で終わるリストにまとめました。夏のエアコン記事の冬版として、暖房ならではの注意点も加えています。

まねこ
まねこ

暖房を使い始めてからじゃ遅いんだよね。10月の涼しいうちに30分、エアコンの冬支度をしておこう!

なぜ暖房前の掃除が電気代に効くのか

エアコンは、フィルターが目詰まりすると空気を吸い込む力が落ち、同じ温度にするのに余分な電力を使います。夏の間は2週間に1回の掃除をしていた家庭も、9月以降は放置しがち。そこに冬の暖房が始まると、詰まったフィルターのまま長時間運転することになります。

暖房は冷房よりも、外気温と設定温度の差が大きくなりやすい運転です。たとえば外が5度で室温を20度にするなら差は15度。夏に外35度・室温28度の差7度と比べると、エアコンの仕事量は倍以上です。だからこそ、効率を落とす要因(フィルターの汚れ・室外機の詰まり)を先に取り除いておく意味が大きいのです。

30分でできる4つの準備

作業 所要時間 ポイント
①フィルター掃除 10分 掃除機でほこりを吸い、水洗いして完全に乾かす
②室外機まわりの片づけ 5分 落ち葉・植木鉢・物をどかして吸排気を確保
③試運転 10分 暖房で10分運転し、におい・異音・暖まり方を確認
④設定の確認 5分 設定温度20度・風向き下・自動運転に

①フィルター掃除。前面パネルを開けてフィルターを外し、掃除機で表面のほこりを吸います。そのあと浴室でぬるま湯をかけて洗い、しっかり乾かしてから戻します。濡れたまま戻すとカビの原因になるので、半日は陰干しを。自動掃除機能付きの機種も、ダストボックスのほこり捨てと、フィルター本体の点検は必要です。

②室外機まわりの片づけ。秋は落ち葉が室外機の裏にたまりやすい時期です。吸い込み口(裏面)と吹き出し口(前面)をふさぐものがないか確認します。植木鉢や物置き代わりにしている場合は、冬の間だけでも移動を。室外機は日陰にある必要はなく、冬は日が当たるほうがむしろ効率的です。

③試運転。暖房モードで10分ほど運転して、においや異音がないか、風がちゃんと暖かいかを確認します。最初の数分は夏の間にたまったほこりのにおいがすることがありますが、それが続くようならクリーニングを検討します。本格的に寒くなってから故障に気づくと、修理の予約も混み合うので、この試運転はぜひ10月中に。

④設定の確認。環境省が暖房の目安として示している室温は20度です。設定温度を1度下げると、消費電力をおおむね1割前後減らせるといわれています。風向きは下向きに。暖かい空気は上にたまるので、足元に向けて送り、サーキュレーターや扇風機で部屋全体に回すと、設定温度を上げなくても体感温度が上がります。

ぐで子
ぐで子

フィルター洗って、室外機の落ち葉どけて、試運転。これだけで去年の「なんか暖まらない」が消えたよ。

暖房の使い方で差がつくポイント

準備が終わったら、冬の使い方も決めておきましょう。つけっぱなしとこまめなオンオフは、外出が1時間以内ならつけっぱなし、それ以上なら消す、が目安です。エアコンは立ち上がりに一番電力を使うので、短時間の外出でこまめに消すとかえって損になります。

自動運転を使うのも大事です。「弱風」に固定すると部屋が暖まるまで時間がかかり、結果的に長時間フル稼働することに。自動運転なら、最初は強く、暖まったら弱く、をエアコンが判断してくれます。

また、窓の断熱も効きます。暖房の熱の半分近くは窓から逃げるといわれており、厚手のカーテンを床まで下ろす、断熱シートを貼る、だけでも室温の下がり方が変わります。エアコンの設定を変えるより、窓の対策のほうが効果を実感しやすい家庭も多いです。

業者クリーニングは必要?判断の目安

フィルター掃除は自分でできますが、内部の熱交換器やファンの汚れは業者でないと落とせません。ただ、毎年必要というわけではなく、「においが取れない」「風量が明らかに落ちた」「前回のクリーニングから2〜3年たった」のいずれかに当てはまるときが目安です。

依頼するなら10月が狙い目です。夏と冬の本格シーズンは予約が混み合い、料金も高めになることがあります。複数台まとめて頼むと1台あたりが安くなるプランが多いので、家に複数台ある方は一度に。料金や作業内容は業者によって違うので、公式サイトで最新の条件を確認してください。

ぐで子の場合(試運転で異音に気づき、寒くなる前に修理できた)

ぐで子は去年まで、暖房を初めてつけるのは「寒いと感じた日」でした。今年は10月の週末に試運転をしたところ、カタカタという異音に気づき、メーカーに点検を依頼。ファンにほこりが固まっていたのが原因で、クリーニングで解決しました。「12月に気づいていたら、予約が取れなくて寒い思いをしていたかも」とのこと。試運転の10分が、冬の安心につながった例です。

とく美の場合(設定温度を22度→20度にして電気代が下がった)

とく美の家は、去年の冬は設定温度22度で暖房をつけていました。今年は「20度+風向き下+サーキュレーター」に変えたところ、体感は変わらないのに、寒さが厳しかった月の電気代が前年より下がったそうです。「温度を下げたら寒いと思ってたけど、足元に風が回ると全然違う」と実感。設定温度より、暖かい空気の回し方が効いた例です。電気代は使い方や料金プランによって変わるので、まずは1か月試してみてください。

よくある質問

Q. フィルター掃除はどのくらいの頻度ですればいいですか?
A. 暖房シーズン中は2週間に1回が目安です。ほこりが少ない家なら月1回でも。自動掃除機能付きでも、ダストボックスの掃除は定期的に必要です。

Q. 暖房の設定温度は何度が正解ですか?
A. 環境省の目安は室温20度です。ただし体感は家の断熱性や家族の年齢で変わるので、20度を起点に、風向きやサーキュレーターで調整するのがおすすめです。

Q. 暖房はつけっぱなしのほうが安いですか?
A. 短時間(1時間以内)の外出ならつけっぱなしのほうが有利なことが多いです。長時間の外出や就寝時は消すか、タイマーで切るのが基本です。

Q. 試運転でほこりのにおいがしました。異常ですか?
A. 最初の数分だけなら、夏の間にたまったほこりが原因で、しばらく運転すると消えることが多いです。においが続く、カビ臭い場合は内部の汚れが疑われるので、クリーニングを検討してください。

Q. 室外機に日よけは必要ですか?
A. 冬は不要です。むしろ日が当たるほうが効率が上がります。夏に日よけをつけていた場合は、冬の間は外しておくとよいでしょう。

Q. エアコンと他の暖房器具、どちらが安いですか?
A. 部屋全体を暖めるならエアコンが効率的な場合が多く、足元や一人分だけならこたつや電気毛布のほうが安く済みます。使い方で変わるので、別記事で器具ごとの電気代を比べています。

Q. 古いエアコンは買い替えたほうが電気代は下がりますか?
A. 10年以上前の機種なら、省エネ性能の差で電気代が下がる可能性があります。ただし本体代がかかるので、「いまの電気代×残りの使用年数」と比べて判断してください。自治体の省エネ家電補助金が使える場合もあります。

Q. 加湿はしたほうがいいですか?
A. 湿度が上がると体感温度も上がるので、加湿は暖房の効きを助けます。ただし加湿しすぎると結露とカビの原因になるので、湿度40〜60%が目安です。

まとめ|今日からできる1アクション

暖房は冷房より電気代がかかりやすく、使い始める前の準備が効きます。やることは、フィルター掃除・室外機まわりの片づけ・試運転・設定の確認の4つ、合計30分。設定温度は20度を起点に、風向きは下向き、サーキュレーターで足元の暖気を回す。業者クリーニングは症状があるときだけ、頼むなら10月が予約しやすい時期です。

今日の1アクションは、エアコンの前面パネルを開けてフィルターの状態を見ること。ほこりがついていたら、そのまま掃除機で吸って水洗いへ。10分で終わって、冬の電気代と快適さの両方に効きます。

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