この記事の要点(30秒チェック)
- こたつは「出す前の掃除」で1年が決まる。しまう前に洗っていないと、ダニ・ほこり・食べこぼしのにおいがそのまま冬に戻ってくる
- 電気代を左右するのは器具の性能より熱を逃がさない構造。敷布団(下)と上掛けの二枚重ねで、同じ設定でも体感が変わる
- 置き場所は「窓から離す」が基本。冷たい窓のそばだと、こたつ布団の外側から熱が逃げ続ける
- 出したあとの数日は「つけっぱなし」になりやすい。タイマーか、立つときに切る習慣を最初の1週間で作る
寒くなってきて、そろそろこたつを出そうかという時期。押し入れから引っ張り出して、布団をかけて、スイッチを入れる——それだけで済ませてしまいがちですが、出す前の30分で冬の快適さと電気代がかなり変わります。この記事では、こたつを出す日の段取りを、掃除・レイアウト・電気代の3つに分けて整理しました。今年こそ「こたつから出られない」を「こたつが効率よく効いている」に変えていきましょう。

こたつは「出したあと」より「出す前」が大事なんだよ。今年の掃除が来年の自分を助けるからね!
出す前の掃除|順番は本体→布団→床
春にしまうとき、忙しくてそのまま袋に入れた記憶があるなら、今日はここから始めてください。逆に、しまう前にきちんと洗っている場合は、この工程はほこりを払うだけで済みます。
- 本体(天板・脚・ヒーター部分):まず乾いた布でほこりを取り、そのあと固く絞った布で拭きます。ヒーターの吹き出し口や網にほこりが詰まっていると効率が落ちるので、掃除機のブラシノズルで軽く吸っておきます。ここは火事の予防としても大事なところです
- こたつ布団:洗える表示があるものは洗濯へ。洗えないものは天気のいい日に干して、表面を掃除機で吸います。食べこぼしのシミは、この段階で処理しておくと落ちやすいです
- 床とラグ:こたつを置く場所の床を先に拭いておきます。あとからでは動かせません
コード類も確認してください。コードに折れ癖や被覆の傷、コンセント部分の変色がある場合は使わないのが原則です。安全に関わる部分なので、少しでも不安があればメーカーや販売店に相談してください。
電気代を上げない置き方|熱の逃げ道をふさぐ
こたつは、器具そのものの消費電力より「暖まった空気をどれだけ閉じ込められるか」で電気代が変わります。サーモスタットが働いて、設定温度に達すればヒーターは止まるからです。逃げ道が多いと止まらず、ずっと動き続けます。
| やること | なぜ効くか | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 下に敷布団を敷く | 床への熱の逃げを止める。フローリング直置きは熱が床に吸われ続ける | 持っていれば0円 |
| 上掛けを足して二枚重ね | 天板と布団の隙間からの熱漏れを減らす | 0円〜 |
| 窓から離して置く | 冷たい窓のそばだと、布団の外側が常に冷やされる | 0円 |
| ラグやカーペットの上に置く | 床の冷たさが直接伝わらない | 持っていれば0円 |
| 設定は「弱」から試す | 密閉できていれば弱で足りることが多い | 0円 |
特に効くのが敷布団です。上に厚い布団をかけていても、下がフローリングのままだと熱が床に逃げ続けます。専用の敷布団がなくても、厚手のラグや使っていない毛布を折りたたんで敷くだけで違います。
器具ごとの1時間あたりの電気代の目安は暖房器具の電気代を比較する2026にまとめてあります。こたつは暖房のなかでは安い部類ですが、それは「体の一部だけを暖める」からであって、部屋全体を暖めるエアコンの代わりにはなりません。使い分けの考え方もそちらに書いています。

下に何も敷かずに使ってた年は「弱だと寒い」と思ってたけど、敷布団を足したら弱で十分になったよ。
レイアウトの決め方|動線と「立ち上がれるか」
こたつを置くと、部屋の動線が変わります。1シーズン置きっぱなしになるので、置く前に3つだけ考えておくと後悔しません。
- 通り道をふさがないか:キッチンや洗面所への行き来で、こたつをまたぐ形になっていないか。毎日のことなのでストレスがたまります
- テレビとの位置関係:首をひねる角度で座り続けると体に負担がかかります
- コンセントの位置:延長コードを敷物の下に通すのは避けてください。踏まれ続けて傷む原因になります
もうひとつ、地味に大事なのが「立ち上がりやすさ」です。壁際に押し込むと、奥に座った人が出づらくなります。人が動くたびに布団がめくれて熱が逃げるので、快適さだけでなく電気代の面でも、出入りしやすい配置のほうが有利です。
出したあとの1週間で習慣を作る
こたつの電気代がかさむ最大の原因は「つけっぱなし」です。こたつは立ち上がりが速いので、離れるときに切っても、戻ってきてすぐ暖まります。エアコンのように「つけっぱなしのほうが安い」場面はほとんどありません。
- 寝る前に切る:うっかり朝までは、電気代だけでなく低温やけどのリスクもあります
- 出かけるときに切る:短時間でも切って構いません
- タイマー機能があれば使う:自動で切れるようにしておくと、意識しなくて済みます
この3つを出した最初の1週間だけ意識すると、あとは体が覚えます。逆に最初の1週間でつけっぱなしが定着すると、1シーズンそのままになります。
[PR]敷布団や上掛けを足したい方へ
こたつの敷布団や上掛けは、サイズ(正方形・長方形)と厚みで選び方が変わります。楽天市場で「こたつ 敷布団 厚手」「こたつ 上掛け 洗える」のように検索すると、洗濯機で洗えるかどうかまで含めて比べられます。※商品の仕様・価格は変わることがあるため、購入前に各ページの最新情報をご確認ください。今使っているこたつの天板のサイズを測ってから探すと失敗しません。
ぐで子の場合(敷布団を足して設定を弱に落とした)
ぐで子の家は、フローリングにこたつを直接置いていました。「弱だと足元が冷たい」ので、いつも中〜強で使っていたそうです。今年は使っていない毛布を2つ折りにして下に敷き、その上にこたつを置く方式に変更。すると弱でも十分暖かくなり、設定を落としたまま過ごせるようになりました。「買い足したものはゼロ。押し入れの毛布を出しただけ」とのこと。床の冷たさを止めるだけで、こんなに違うとは思わなかったそうです。
とく美の場合(しまう前の洗濯を習慣にした)
とく美は以前、春にこたつ布団をそのまましまってしまい、次の冬に出したときに食べこぼしのにおいと湿気が残っていて閉口した経験があります。それ以来、しまう前に洗う(洗えないものはクリーニングか天日干し)を決まりごとにしているそうです。「出す日に洗濯するのは乾かないから間に合わない。しまう日の自分が、出す日の自分を助ける」と話しています。衣替えとまとめてやると忘れないとのことです。
よくある質問
Q. こたつ布団は洗濯機で洗えますか?
A. 洗濯表示によります。洗える表示があっても、容量的に家庭用の洗濯機に入らないことが多いので、コインランドリーの大型機を使う人が多いです。洗えない表示のものは、天日干しと掃除機で表面のほこりを取る対応になります。
Q. こたつだけで冬を越せますか?
A. 部屋全体は暖まらないので、家族が過ごす時間帯はエアコンとの併用が現実的です。ただし一人でいる時間は、こたつだけにするほうが電気代は下がります。誰が・どこを暖めたいかで使い分けてください。
Q. こたつで寝てしまうのはよくないと聞きました。
A. 同じ場所が長時間温められることによる低温やけどや、脱水の心配が指摘されています。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。習慣として、寝る前に切ることをおすすめします。
Q. ヒーター部分のほこりは掃除していいのですか?
A. 先に電源を抜いた状態で、乾いた状態で行ってください。水拭きや洗剤は取扱説明書に従ってください。分解が必要な清掃は自分で行わず、メーカーに相談するのが安全です。
Q. 何度の設定が適切ですか?
A. 機種によって表示が違うので一概には言えませんが、弱から試して足りなければ上げるのが基本です。最初から中や強にすると、下げるきっかけがなくなります。
Q. こたつを出す時期の目安はありますか?
A. 地域と体感によりますが、朝晩の冷え込みが続くようになったらが目安です。暖房を使い始める前の準備は暖房を使う前のエアコン掃除と設定とまとめてやると効率的です。
Q. 古いこたつはいつ買い替えるべきですか?
A. コードの傷み、異音、においなど安全に関わる異常がある場合は使用をやめてください。それ以外は使えるうちは使って構いません。買い替えを検討する場合、暖房家電が安くなる時期については暖房家電の買い時2026を参考にしてください。
Q. こたつの下に敷くものは何がいいですか?
A. 専用の敷布団が最も効果的ですが、厚手のラグ、折りたたんだ毛布でも代用できます。大事なのは床の冷たさを遮ることなので、厚みがあれば形式は問いません。
まとめ|今日からできる1アクション
こたつ開きは、出す前の掃除・熱を逃がさない置き方・出したあとの1週間の習慣、この3つで決まります。特に効くのが下に敷くもの。買い足さなくても、押し入れの毛布で足ります。設定を1段階下げられれば、シーズン全体では小さくない差になります。
今日の1アクションは、こたつを出す前に、下に敷けるものが家にあるか確認すること。使っていない毛布やラグがあれば、それが今年の電気代を下げてくれます。
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