この記事の要点(30秒チェック)
- 子どものスマホは「端末代」と「月額」の2つで考える。端末は親のお下がりか中古、月額は格安SIMの小容量プランにすると、月1,000円前後に収まることが多い
- 小学生なら、通話と位置情報が中心の「キッズ携帯」か、親の古いスマホ+格安SIMの2択。中学生以上はスマホ+格安SIMが基本
- フィルタリングは法律で携帯会社に提供が義務づけられている。格安SIMでも使えるが、親のスマホ側の「ペアレンタルコントロール」と組み合わせるのが確実
- 契約前に「家のルール」を決めて紙に書く。端末より、ルールのほうが長く効く
小学校高学年から中学生にかけて、「そろそろスマホを持たせる?」という話が出てきます。塾や習い事の送迎連絡、友達とのやりとり、位置情報の確認。必要性は分かるけれど、大手キャリアの家族プランで新品のスマホを契約すると、月数千円と端末代で年間数万円の固定費が増えます。この記事では、子どものスマホデビューを安く済ませる考え方を、「端末」「月額」「フィルタリング」「家のルール」の4つに分けて整理しました。料金やプランは会社ごとに違い、変わることも多いので、具体的な金額は各公式サイトで確認してください。

子どものスマホは「新品+大手の家族プラン」が一番高いパターン。お下がり+格安SIM+家のルールで、月1,000円台を目指そう!
まず「何に使うか」で形を決める
スマホが必要な理由を書き出すと、選ぶ形が決まります。「連絡と位置情報だけ」なら、キッズ携帯(通話・メッセージ・GPSに絞った端末)が安くて安心。「連絡+調べもの+友達とのやりとり」なら、スマホが必要です。小学生のうちはキッズ携帯、中学生になったらスマホ、と段階を踏む家庭も多いです。
| 形 | 向いている年齢 | 月額の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| キッズ携帯 | 小学校低〜中学年 | 数百円〜1,000円程度 | 通話・GPS中心。ネットはほぼ使えない |
| お下がりスマホ+格安SIM | 小学校高学年〜 | 1,000円前後 | 端末代ゼロ。フィルタリングは別途設定 |
| 中古スマホ+格安SIM | 小学校高学年〜 | 1,000円前後+端末1〜3万円 | お下がりがない場合の選択肢 |
| 新品スマホ+大手キャリア | — | 数千円+端末代 | 最も高い。家族割でも格安SIMより高いことが多い |
端末を安くする|お下がりと中古
端末代をゼロにするいちばん簡単な方法は、親が機種変更したときの古いスマホを子どもに回すこと。数年前の機種でも、連絡・地図・調べものには十分です。お下がりがない場合は、中古スマホを扱う店や、携帯会社の認定中古品を検討します。バッテリーの状態と、最新のOSに対応しているか(セキュリティ更新が受けられるか)を確認してください。
新品を買う場合でも、最新機種は必要ありません。型落ちや、エントリーモデル(低価格帯の機種)で十分です。子どもは落としたり水没させたりしやすいので、高い端末ほど「壊したときの損失」が大きくなります。
月額を安くする|格安SIMの小容量プラン
子どもは家や学校ではWi-Fiにつながることが多く、外で使うデータ量は少なめです。格安SIMの小容量プラン(月1〜3GB程度)なら、月額1,000円前後で済むことが多いです。通話は、家族との連絡が中心ならアプリ通話で足りるので、かけ放題は不要なことがほとんど。使ってみて足りなければ、プランを上げればいいだけです。
親が格安SIMを使っているなら、同じ会社で契約すると家族割や手続きの簡単さで有利なことがあります。親が大手キャリアの場合も、子どもだけ格安SIMにする家庭は多く、同じ会社にそろえる必要はありません。なお、18歳未満の契約は親名義で行い、「利用者」として子どもを登録する形が一般的です。

上の子は、私のお下がりスマホに格安SIMを入れて月1,000円ちょっと。端末代ゼロで、壊しても心が痛まないのがいいよ。
フィルタリングの基本|法律で義務づけられている
18歳未満が使う携帯電話には、携帯電話会社がフィルタリングサービスを提供することが法律(青少年インターネット環境整備法)で定められています。契約時に「18歳未満が使う」と申告すれば、フィルタリングの案内を受けられます。格安SIMでも、フィルタリングアプリを提供している会社が多いので、契約時に確認してください。
フィルタリングとあわせて使いたいのが、スマホ本体の「ペアレンタルコントロール」機能です。iPhoneなら「スクリーンタイム」、Androidなら「ファミリーリンク」で、使える時間・アプリのインストール制限・位置情報の共有を親のスマホから管理できます。どちらも無料で、格安SIMかどうかに関係なく使えます。「携帯会社のフィルタリング+本体のペアレンタルコントロール」の2段構えが確実です。
契約前に「家のルール」を決める
端末やプランより長く効くのが、家のルールです。契約前に、親子で話し合って紙に書き、冷蔵庫に貼っておきます。よくあるルールは、「使う時間(夜9時以降は親に預ける)」「使う場所(寝室には持ち込まない)」「アプリの追加は親に相談」「知らない人とやりとりしない」「何かあったら必ず親に言う」の5つ。ルールを守れなかったときの対応(1日預かる、など)も先に決めておくと、もめません。
子どもが自分で書いたルールのほうが守りやすいので、「何を決めればいいと思う?」と聞きながら一緒に作るのがおすすめです。ルールは成長に合わせて見直すもの、と伝えておくと、子どもも納得しやすくなります。
ぐで子の場合(お下がり+格安SIMで、年間の固定費増を1万円台に)
ぐで子は上の子の中学入学に合わせて、自分の古いスマホに格安SIMの小容量プランを入れて渡しました。端末代ゼロ、月額は1,000円台。「大手の家族プランで新品にしていたら、年間で数万円増えていた」とのこと。フィルタリングは携帯会社のアプリと、本体のペアレンタルコントロールの両方を設定し、「使うのは夜9時まで、寝室には持ち込まない」をルールに。「最初にルールを決めておいたから、もめることがほぼない」と話しています。
とく美の場合(小学生のうちはキッズ携帯にして、スマホは中学から)
とく美は、小学4年の娘に「友達がスマホを持ってる」と言われましたが、話し合った結果、小学生のうちはキッズ携帯にしました。「連絡と居場所が分かれば十分。ネットは家のタブレットで親と一緒に」という方針です。月額は数百円で、「スマホは中学に入ったら、お下がりで」と約束。「段階を踏んだほうが、子ども自身も納得してた」そうです。
よくある質問
Q. 何歳からスマホを持たせるのが一般的ですか?
A. 中学入学を機に持たせる家庭が多いですが、塾や習い事の都合で小学校高学年から持たせる家庭もあります。「何に使うか」で決めるのがおすすめです。
Q. キッズ携帯とスマホ、どちらが安いですか?
A. 月額はキッズ携帯のほうが安いことが多いです。ただし端末代がかかる場合があるので、お下がりスマホ+格安SIMと総額で比べてください。
Q. 格安SIMでもフィルタリングは使えますか?
A. 多くの格安SIMでフィルタリングアプリが提供されています。契約時に「18歳未満が使う」と伝えて案内を受けてください。本体のペアレンタルコントロールも併用すると確実です。
Q. お下がりスマホは古くても大丈夫ですか?
A. 最新のOSに更新できる機種なら問題ありません。更新が止まった機種はセキュリティ面で不安があるので、中古の新しめの機種を検討してください。
Q. 子ども名義で契約できますか?
A. 18歳未満は親名義で契約し、利用者として子どもを登録する形が一般的です。会社によって手続きが違うので確認してください。
Q. 位置情報はどうやって確認しますか?
A. iPhoneなら「探す」、Androidなら「ファミリーリンク」で、親のスマホから子どもの位置を確認できます。キッズ携帯はGPS機能が標準で付いています。
Q. スマホを壊したときの保証は必要ですか?
A. お下がりや中古なら、保証なしで「壊れたら次のお下がり」と割り切る家庭が多いです。新品で高い端末なら保証を検討してください。
Q. ルールを守らないときはどうすれば?
A. 契約前に「守れなかったときの対応」を決めておくのが一番です。その場で怒るより、決めたとおりに対応するほうが、子どもも納得しやすくなります。
まとめ|今日からできる1アクション
子どものスマホは、「何に使うか」で形を決め、端末はお下がりか中古、月額は格安SIMの小容量プランで月1,000円前後に。フィルタリングは携帯会社のサービスと本体のペアレンタルコントロールの2段構え、そして契約前に家のルールを紙に書く。端末やプランより、ルールのほうが長く効きます。
今日の1アクションは、子どもと「スマホで何をしたいか」を3つ書き出すこと。これで、キッズ携帯かスマホか、どのプランかが決まります。
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